広告の裏技 管理者がする10の仕事

広告管理職がすべき10のこと
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広告する部門の責任者の裏技は
10のポイントが挙げられます。

1.中期の見通しを立てる
2.年度、半期の計画を立てる
3.計画を合意する
4.予算を管理する/状況を観察する
5.ルーティン化させる/ルーティンを壊す
6.不測の事態に対応する
7.教育する
8.ネットワークを形成する
9.組織の効用を確認する
10.組織を創る/組織を解体する

わりと、マネジメント・スキルで対応できる領域が多いですよね。
その中でも、特徴としていきたいのは
以下の4つのジャンルがあります。

●ルーティン化させる/ルーティンを壊す

広告でやっかいなことは「次々と新しい手法が行われる」ということ。
むしろ、新しい手法を常に創出することが暗に求められることが多いです。
そのため、組織が安定し難い性格があるので、ルーティン化させるよう働きかけ効率化する一方で、そのルーティンを壊し新たな手法を「定義」し、管理下に置くという判断・対応が必要です。

●ネットワークを形成する

他の部門でも求められるでしょうが、浮沈が激しいため社内での人脈形成は大事です。
部門の位置づけにもよりますが、たいていは営業や経営といった上位部門の機能実行の部隊になるため、彼らとの連携は密接に、むしろ一体化することで仕事がうまく回ります。
自分のクリエイティブ色を出しすぎると、組織の中で孤立していくので、まぁ強いリーダーシップを取るスタンスならそれでもいいかなと。

加えて、外部の広告会社さん、メディアさん、クリエイティブ会社さん…など1業種1社ではなく、複数とお付き合いして、情報を多角的に入手することが求められます。
特に、価格面の妥当性や取引スキームの健全性などを複数対比で落としどころを見つけることが求められますし、担当者がトラブったときに切れるカードを持っておく必要があります。

●組織の効用を確認する

ここも他の部門と同じく求められることですが、やっかいなことに「広告は金食い虫」とみられることがあります。
業績や活動が上手くいってないときほど、「無駄」と言われちゃう。まぁ、不満や不安を言いやすいんでしょうね。そういう宿命です。受け入れましょう。
問題は、「広告効果」というものが、「部門に求められる組織効用」と必ずしも同じと限らないこと。
例えば、経費効率を高めたり、経営陣の満足を求めたり、組織統制をとることだったり……と、ストレートに認知がどうのイメージがどうの、ということを常に責任者に求めている訳ではない。

●組織を創る/解体する

広告部門がないなら作ろう!
私もゼロから作ったクチなので、ワクワクします。
部門内に課や係を設けるのも、状況に合わせフレキシブルにやる必要があります。
というのも、広告をするというは、戦略的機能の1つなのでバンバン変わります。市場や社会は常に変わるので、それを受ける広告が変わらない方がおかしいぐらいに思ってかかりましょう。
なので、戦略上広告が常に必要ないなら、解体します。
経理部門や人事部門との最大の違いなので、時勢をみてクローズ判断も、自らするのが責任者。言われてやるより、自ら幕引きした方が後々楽です。
私も、戦略変更により自らクロージングしました。