「ルーティン化する/ルーティンを壊す」という仕事

広告管理職がすべき10のこと
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広告するときの裏技

広告管理者の仕事をまとめていきます。

 

さて、広告管理者で大事な仕事ってなんでしょう。

・戦略を立てる、
・教育する、
・判断し、意思決定を進める

全部大事だし、それぞれマネジメントの領域でノウハウや理論が豊富にあります。

その中でも「えっ、それ?」と思われるのが

・ルーティン化させる/ルーティンを壊す

という仕事。

 

ルーティン・ワークというと、
退屈な仕事や流れ作業、無駄な、生産性のない仕事……
というイメージが強いです。

そう。
無駄な、陳腐化したルーティンは意思を持って壊すのが大事。

逆に、
新しい方法で、より効果が高いものはルーティンにして、
意識的に効率化・高速化することはもっと大事。

 

なぜなら、

かつて効果的と言われたからこそ、
貴重な人員を割いて、分業体制を敷き、スムーズに効率的に再現できるようにした。

それがいつのまにか効果は失われ、
作業だけが残っている。
担当者は作業をしっかりミスなくすることがプログラムされている。

作業をやめよ、というと
「じゃあ僕たちはどうしたらいいんですか」
と、自らの存在価値の喪失におびえることになる。

莫大な人員が効果のない作業をしていたら、やめる判断をしなければいけない。
習慣化された「これが正しい」「これが効果がある」という
広告への定義を打消しにかからなければいけない。

打ち消すためには、新たに効果がある手法を発見し
定義化することによって
効率的に再現していくことを課題として
新たなプログラムとルーティンを担当者に指示しなければいけない。

さもないと
膨大な無駄なルーティンが
刷新されることなく、無駄な広告を量産していく。

効果的な広告が発見されたら
再現性を求めてルーティン化していく。

この判断と決断は、プログラムとルーティンに拘束される担当者にはできないし、
まして上層部ではこの見極めが難しい。
無駄だと分かっているが、代替がない中で、手法について口は出しにくい。
そうなると、広告をするか/しないか、という大きな問題へと発展せざるを得ない。

そのとき、広告の管理者として自らが新しい効果的な方法を生み出せるか?
そんな時間はないし、そもそもそんなに詳しくない。
広告管理者のパラダイムを変え、ドラスティックにいかないと上手くいかない。

この話をするためには、
ケイパビリティ論
イノベーション論
ルーチン論
といった緒論のインプットが欲しいところです。

加えて、リーダーシップ論やエンパワメントのインプットも。

準備が足りません。

 

 

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