広告するときの「状況の土台4象限」と求められる状態

広告実務の12ステップ
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広告するときの状況を把握するとき、まず2つの項目を確認しましょう。

1.動機の所在 「誰が」広告したいのか?

個人的にどうのは置いておきましょう。自分の組織における立場=所属部門で考えていくことで、自部署がやりたいのか、他部署がやりたいのかを見極めます。

(1)自部署がやりたい場合

マーケティングや営業部門、あるいは経営層なのか、組織の背骨=ライン部門にあたるところとして、自部門の活動を推進する上で何かしらの課題と目標を持っています。
或いはスタッフ部門かもしれませんが、人事部が雇用確保という目的のため、CSR推進部が活動促進という目的のため手段として広告を選んだのですね。
何かしらの課題解決、目標達成のために方法の1つとして、広告することが決まった。あるいは、自ら決めた、という状況ですね。

(2)他部署がやりたい場合

自分が総務とか宣伝部、或いは広報部という部門で、ほかの部門にいる人の要請を受けて、専門的に対応しようとしているのですね。
自分が所属する部門の目的や指針がある一方で、今回要請を受けて対応にあたっている。彼らが抱える課題解決や目標達成はもちろん、彼らへの満足感を満たす必要がある訳ですね。

2.環境 いつも広告してるか、そうじゃないか

広告をすることになったが、すぐにできる状況があるでしょうか?
仕事の難易度が大きく違い、伴って結果に対する要請も違ってきます。

(1)習慣的にそれができる体制が整っている環境

ルーティンですね。
何度か行っているため、経験を持っていて、仕組みがあり、一定の合理的・効果的・満足を得られる状況にあります。
ルーティンとしてあるので、組織内の事例に沿ってスピーディに対応できそうですね。

(2)そうではない環境

イレギュラーですね。そもそも組織としてあまり広告したことがないのかもしれません。前例がないので、1つ1つ点検しながら対応していくより他ありません。

以上の簡単な見立てで、自分の状況が2×2のマトリクスで、どこに当てはまるかわかるかと思います。