広告するときの裏技

関係者に結果を報告する3つの意味

広告するときの裏技。

広告の実務者は、広告に関する意思決定を扱っています。
いろいろと紆余曲折しながら、組織内で合意形成し実行の意思決定をしました。その後、市場の反応と関係者の反応を確認し、状態について把握できたと思います。1つの節目として、関係者に結果を報告する仕事があります。

やりっぱなしになりがちですが、広告した結果の報告は、組織での仕事上3つの意義があります。

①行動の意味をつくる
②次の意思決定を開始する
③問題を示し、次の課題につなげる

これら3つの意味を解説し、仕事の節目をしっかりと作っていきましょう。

関係者に結果を報告する 仕事の意味

ついやり切って満足してしまうと思います。連日の過密な業務から、一息つきたいところもあるかと思いますが、少なくない費用と人を動かして行った広告について、結果の報告をします。

結果の報告には3つの意義があります。

1.行動の意味をつくる

広告という不定形な活動に、組織として共通認識をつくり、行動に意味を与えます。
それによって、やっていることに対し、周囲は意味を見出し理解が進んでいきます。

行った結果が良かったなら、その効果を大いに共有しましょう。目指すべき方向、スタンダードができていきます。これが組織としての「強み」になり、ルーチン化する事で、より高速で効率的に、対応することが可能になっていきます。

行った結果あまり良くないなら、どのように失敗だったかを定義し、次の手を打つかどうかという意思決定を迅速に開始します。

そのためには、広告を行う目的に集中し、その目的がうまくいくために、どうしたら良いか考えて判断していくことになります。

 

2.次の意思決定を開始する

上手くいっても、失敗しても、次の意思決定を始めます。
広告実務者の仕事は「広告に関する意思決定を扱う」ので、関係者に報告すると共に、目的に従うなら次の課題があります。

今回の結果を伝えると共に、状況から「次」を決め始めます。

 

3.問題を示し、次の課題につなげる

広告実務担当者として、次も同じような仕事になるかは分かりません。
しかし、行った広告に対し、また進め方も含めて何かしら問題はあったはずです。自らが深く関与したからこそ、肌で分かる問題がいくつもあったと思います。
結果が失敗なら当然、成功でも問題を発見し、次への改善や注意点として記録し、公表します。
公表することで、次の仕事をするときに、問題を引き継いで課題形成し改善に努めていきます。
公表しなければ、属人化することで全体の力とはなりません。

 

広告するときの裏技
広告実務者の節目として「関係者に結果を報告する」仕事を解説しました。

単なるPDCAや、社会人として……という話ではありません。

広告という不定形な、外からみても曖昧なものに対し、意味を付していくということがあります。
成功したなら、一つのセオリーとして定義し、繰り返し行えるようにします。
失敗したら、ごまかさず、次の手を打つ意思決定をさっさと進めます。

結果として目的が好転しないなら、ダメなものはダメ。広告に関する意思決定を預かる人間として、次の意思決定を仕掛けていくのが、最後の仕事であり、次の仕事の始まりです。

 

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