広告するときの裏技

広告を定義する仕事上の意義

広告の裏技を紹介するブログ。
裏技=実務者の知恵みたいなもの。

何が広告であるか。
このことについて「広告の定義」というテーマで書いていきます。

広告を科学として扱いこの問題に対峙すると、些かやっかいなことに陥ります。
哲学的な考察が必要と思われ、疎んじられることもしばしばあります。
ネットでちょっと検索すると、いろんな人が定義した文が出てくるので必要ならそっちを見て下さい。

ここでは、「広告を定義する」という動詞で捉えていく実務においては、
特に3つのポイントで大事な業務となります。

1.業務分掌を定める
2.会計科目を定める
3.主な手法を定める

という部分で
広告を定義することに意義があります。

広告の裏技として「広告を定義する」ことは、特に3つのポイントで重要な意義があります。

1.業務分掌を定める

何が広告であるかどうかは、自分の部門や自分の仕事の守備範囲を決めます。
組織にはたいてい業務分掌や役割記述書といった、部門や業務を定義する公文書がある。複数の部門で仕事の守備範囲が重複しないようにする設計図になります。

他の部門や外部の人は、そういった文書をみることで、その会社や部門が扱う仕事が何かを理解することができ、「○○」といえばその部門・人、という具合に割り当てを簡便にし、仕事が集まる効果があります。

2.会計科目を定める

広告するときに、経費がかかることがあります。
その時に、その費用をどの会計科目に歳入するかを予め定めます。

「そういうのは経理部門がやるんでしょ?」
そう言われることもありますが、
必ずしも経理部門の設定が適しているとは限らない。
何が広告で、どの科目及び分類に仕分けていくべきか。
それを定めるのは
使った広告費がどのような内容になっているか。
実績管理と、その説明責任を果たすために定義していきます。

こちらは広告だと思っているのに
維持管理費や手数料といった科目に歳入されたら、把握する数字に差異がでますよね。

3.主な手法を定める

広告であるかどうかは、その組織が取る主たる手法を中心に定義していきます。

使わない世の中一般の広告物を定義しても、
業務上意味はありません。

テレビCMなどやったこともないのに、定義しても仕方がない。仮に、ネット広告やパンフレットが主たる手法なら、これらを抜け漏れなくしっかりと定義していくことが重要です。

 

広告の定義というと、ネットでちょっと調べれば色々出てきます。
実務上では、
その組織にあった広告の定義をすることが
業務として求められます。

部門や人の仕事の守備範囲を定め
かかるお金の仕分けを定め
主に扱う広告物が何かをハッキリさせる。

こうしたことを決めておかないと
組織として実務をする上では
互いに連携が取りにくくなります。

そのために、
それぞれの組織や働く人によって
自ら定義することがまずは必要になります。